ちひろのゆめ日記

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葬儀場の費用相場は?葬儀場の宿泊費用やその他の葬儀費用も解説

日本にはたくさんの葬儀場がありますが、それらはいくつかの種類に分けることができます。そしてかかる費用はその種類によって相場が違います。ここではそれらの葬儀場の費用を比較し、葬儀場での宿泊についても解説していきます。

 

葬儀場の費用について

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街で葬儀場を目にする機会は多いと思いますが、その費用についてはご存知ですか?
私たちが将来利用するものなのに、あまり表立って聞かないですよね。

人は意外にあっという間に歳をとります。
いろいろな葬儀場の種類や費用を知っていたら、人生の後半に慌てずに済むかもしれません。
この記事が、これから皆さんが葬儀場を選ぶときのヒントになれば幸いです。

  • 葬儀場の費用について
  • 葬儀場の種類と費用相場
  • 葬儀場での宿泊
  • 葬儀場にかかるその他の費用
  • 葬儀場の費用についてのまとめ

以上についてご紹介していきます。

後半では葬儀場での宿泊についても解説しています。
ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

葬儀場の種類と費用相場

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葬儀場とは、主に通夜や葬儀、告別式などを執り行うために作られた施設をいいます。
ここ数十年で私たちの生活圏にだいぶ身近になりました。
また、自宅や地域の集会場などでおこなう葬儀も以前と変わらずにあります。

施設の使用料だけを取り上げて単純に比較はできませんが、やはり費用には大まかな傾向があります。

ここでは葬儀の「場」という考え方で葬儀場をいくつかの種類に分け、その特徴と費用について見ていきます。

 

公営葬儀場

公営葬儀場は市町村や公営団体が運営する葬儀場のことです。
使用料の相場は無料〜数万円と幅があります。

行政が管理しているため、費用は民営の葬儀場よりも安く利用できますが、最近では予約が取りづらい状況が続き社会問題化しています。

公営施設なので、故人もしくは喪家がその市町村に居住する場合に利用できます。
立地が不便なところにあり、火葬場を併設している場合が多いのが特徴です。
葬儀から火葬までを移動せずにおこなえるので、ご遺族の負担が少ないというプラス面があります。

また葬儀社は民営のものを自由に選ぶことができます。

 

一般貸葬儀場

さまざまな企業や団体などによって運営されている貸し葬儀場のことをいいます。
葬儀社が保有する葬儀場とは違い、多くの場合は葬儀社を自由に選ぶことができます。

民営葬儀場の使用料の相場は、およそ10万〜30万円です。
費用は公営のものに比べると高く設定されています。

葬儀で利用する人の利便を最優先に作られた施設なので、交通アクセスが良いという特徴があります。
また大人数に対応しうる駐車場も完備され、サービス性の高い大型施設である場合が多いです。
一方で小規模葬や自由葬など最近の葬儀の多様化にも広く対応し、それぞれ独自性を打ち出しているところも増えてきました。
公営のものに比べると予約を取りやすく葬儀の日程を立てやすいのも利点です。
火葬場はほとんどの場合併設されていません。

 

葬儀社葬儀場

特定の葬儀社か、その会社に所属する関連会社が保有している葬儀場のことです。
そのため必然的に保有している葬儀社の依頼でしか利用できず、他の葬儀社を選ぶことはできません。

費用相場は公営葬儀場に比べると割高です。

利便においては上記の貸し葬祭場に加えて、より葬儀に特化した設備が整い充実しています。
入る葬儀社は直営の会社のみなので、事情に精通しており流れができていてスムースなのもメリットです。

 

菩提寺

菩提寺で行う葬儀の費用は、葬儀場よりかなり費用は抑える事ができます

先祖代々のお墓が菩提寺にある家は、菩提寺で葬儀をあげることがあります。
私たちのご先祖様はお寺か自宅で葬儀をしていました。

檀家(だんか)であれば、お寺の本堂の荘厳な空気の中で式をあげることができます。
わざわざ祭壇を組んで仏具を設置しなくても、いわばオリジナルの祭壇がすでにあり、設置費用もかかりません。
最近ではまたお寺での葬儀が増えています。

 

集会場や公民館

個人が住み慣れた地域での集会場葬や公民館葬は、昔ながらの自宅葬の延長上にあると考えていいでしょう。
また費用相場は、葬儀場を借りる場合に比べると非常に安価に抑えられます。

およその使用料は無料〜数万円と幅があります。

集会所葬、公民館葬の場合は親族だけでなく、多少なりとも地域の方々のお手伝いが必要になります。
近隣にご迷惑がかからないような配慮や、トイレ、駐車場の確保などもご遺族がしなければいけません。
その一方で、自宅から遠くへ足を伸ばすのが困難な高齢の方が多い葬儀には適しているといえます。

 

自宅

昔、葬儀はお寺か家でするものでした。
それが戦後からの住宅事情やご近所づきあいの変化で徐々に困難になり、やがて葬儀場で営まれるようになりました。

最近では時代の情勢とともに、再び自宅葬が見直され始めています。

棺の経路が確保できないマンションなど、場合によっては葬儀を禁止しているところもあります。
昔と今では状況はまったく違いますが、小規模の葬儀をおこなうのであれば、故人を葬儀場ではなく自宅に連れて帰りたいと考えるご遺族も少なくないでしょう。

住み慣れた家で故人を偲びながら送り出したいという需要も確実に増えつつあります。
ご遺族の負担は大きくはなりますが、費用は最小限に抑えられます。

 

葬儀場の宿泊

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古来から、通夜では夜通し故人に付き添い「線香番」をするのがならわしでした。
現在は夜間は火気厳禁の葬儀場もあり、宿泊を希望するご遺族も減少傾向だといいます。

とはいえご遺族や遠方からの親族などのことも見込み、葬儀場には宿泊の施設が常設されているところも数多くあります。

 

葬儀場に宿泊は可能?

葬儀場によっては宿泊可能なところもあります。
宿泊といっても、仮眠が取れるスペースと簡易的な貸し寝具一式の場合もあれば、ホテルのようなベッドや設備の場合もあります。
また葬儀場によっては会食の会場、シャワーなどを備えているところなどもあり、さまざまです。
原則として葬儀場に宿泊ができるのは親族のみです。

宿泊施設がない葬儀場を利用する場合は、遠方からの親戚などの参列に備えて宿泊先を確保しておくことも重要です。

宿泊を希望する場合は、事前の打ち合わせで葬儀社へ確認しておきましょう。

 

宿泊に料金はかかる?

宿泊についても葬儀場によって様々で、費用の組み込み方も相場も違いがあります。

一般的には葬儀プランにオプションとして加えられ、葬儀一式費用として請求されることが多いです。
または貸し寝具一式数千円で請求される場合もあり、葬儀場によってまちまちです。

 

葬儀にかかるその他の費用

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今回は葬儀場についてご紹介しましたが、葬儀にかかる費用は主に「葬儀一式費用」「飲食接待費」「寺院費用」の3つに分かれます。

葬儀場の費用は基本的に「葬儀一式費用」の中に含まれています。
葬儀社によって見積り書の中にこの項目を載せないところもあるので、最初に確認する事が大切です。
「飲食接待費」は文字通り食事や飲み物の費用、会葬礼状などです。
「寺院費用」は寺院にお支払いするお布施・読経料・戒名料などの宗教者への謝礼です。

他にも、火葬場における火葬料・骨壷料・待合室使用料などがあります。
また地域によって差はありますが、お世話になった係員、運転手、世話人などにチップのような「心づけ」をお渡しします。

 

葬儀場の費用についてまとめ

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今回の記事の内容をまとめると以下のようになります。

  • 葬儀場はいくつかの種類に分けられ費用も傾向がある

    ・公営葬儀場   葬儀場の中では安く利用できる。相場は無料〜数万円

    ・一般貸葬儀場  企業や団体運営の葬儀場。相場は高めでおよそ10万〜30万円。

    ・葬儀社葬儀場  葬儀社が運営する葬儀場。相場はおよそ10万〜30万円。

    菩提寺     菩提寺にお墓がある檀家が利用できる。葬儀場より安い。

    ・集会所・公民館 地域の協力が必要だが会場の使用料は無料〜数万円。

    ・自宅      規模は制限され遺族の負担は大きいが無料。 

  • 宿泊可能な葬儀場もある

    宿泊が可能であっても、設備も費用も葬儀場によってまちまち。
    あらかじめ葬儀社に確認する。
    可能ではない葬儀場で遠方からの参列者がいる場合は宿泊先の手配が必要。

  • 葬儀にかかる費用

    以下3つに分けられる。
     
    「葬儀一式費用」 葬儀場の費用はこの一部。

    「飲食接待費」  食事や飲み物、会葬礼状など。

    「寺院費用」   宗教者への謝礼。

    他にも「火葬料」「骨壷料」「待合室使用料」「心づけ」などがかかる。

葬儀全体にかかる総費用を見ると葬儀場の費用はごく一部ですが、葬儀場だけを取ってみてもこれだけ多くの選択肢がある事がわかりました。
いろいろと知ることで自分に合う選択をしたいですね。
葬儀をおこなう際に、今回の記事が何かの参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。